IF14-II - 1/10 EP TOURING CAR

IF14からほぼすべてのパーツを見直し、新設計となったIF14-II。

新設計2ベルトドライブレイアウト
重量バランス、前後ベルト長の最適解を見出すため、考えられるモーター&スパーギヤポジションの全てをテストし、導き出した駆動レイアウトは、モーター位置は従来のIF14と同一ながら、スパーギヤポジションをモーターの前側へ移動。このレイアウトがドライバーのステアリングやスロットルワークに対して、クルマが最も素直に動きドライブしやすく、レース時間を通じ安定したタイムでの走行を可能とした。

新設計フロント& リア ロアサスペンションアーム
形状、長さ、そして材質と全てを見直した新型ロアサスペンションアーム。タイヤのグリップを最大限に活かしたコーナリングとトラクションを発生させ、コントロールしやすい特性とした。さらに、ショックレバー比アジャストシステムを内蔵し、IF14-IIにおいて最も特徴的で重要なパーツである。

新設計ショックレバー比アジャストシステム 新設計ショックマウントポジションアジャストシステム
新設計のサスアームにはショックレバー比の微調整を可能とする、新しいシステムを内蔵。この新しいシステムは、対応した新設計のショックタワーと組み合わさることで、ショック取付け角度は変更せずに、ショックレバー比のみを変更することが可能となり、同じショックスプリングでもショックレバー比を変更することで、細かくタイヤに作用するスプリングレートを変更することが出来、より細かくセッティングをすることが可能となった。さらに、サスアームの取付け幅を変更した場合、従来ではショック取付け角度も変わってしまったが、IF14-IIではショック取付け角度は変更せず、サスペンションジオメトリーのみ変更する事が可能であり、よりシンプルにそして今までにないセッティングが可能とした。

新設計USP(ULTRA SHORT PROFILE)オイルショック & ショックタワー 
従来よりも全長を約3.5mm短くした新設計USP(ULTRA SHORT PROFILE)ショックは、シャーシ全体の低重心化に大きく貢献。オイル容量、ショックストロークを最大限に確保するため、ショックピストンの固定方法は、特殊ネジを用いた新設計。ピストン上面はフラットととなり、フルストロークした際のショックストローク、オイル容量を十分に確保し、安定した走行が可能とした。

新設計アジャスタブルアッカーマンステアリングプレート
ステアリングアッカーマンはステアリングプレートを交換することで調整可能とし、コース状況に合わせてステアリング特性のセッティングを可能とした。

新設計カーボン製メインシャーシ & トップデッキ
シャーシフレックスは、電動ツーリングカーにおいて、シャーシ特性を決定づける非常に重要な要素である。IF14-IIでは、IF14での実績をもとにシャーシ形状の詳細を再設計。ネジの位置や本数も考慮した完全新設計となった。ドライブレイアウトが変更になり、トップデッキは完全新設計。シャーシフレックスとピッチング剛性を高次元でバランスさせるため、トップデッキフレックスアジャストブリッジを装備。これらにより、理想的なシャーシフレックスを実現。

新設計サスペンションマウント
サスペンションマウントは分離式を継続採用。サスペンションマウントとサスペンションブロックの間に専用シムを挟むことで、より細かなジオメトリーセッティングを簡単に行えるメリットは大きく、IF14でも実証されている。

新設計ロアバルクヘッド&サスペンションマウント 
ロアバルクヘッドからサスペンションマウントを分離させ独立化。前後バルクヘッド周りの剛性バランスを見直しタイヤへの入力特性を見直した。アッパーバルクヘッドはUSPショックに対応し低重心化。

新設計アジャスタブルアッパーキャンバーリンクマウント
アッパーキャンバーリンクマウントをアッパーバルクヘッドから分離。間に挟むスペーサーによって、アッパーキャンバーリンクマウントポジションを微調整可能とし、サスペンションセッティングの幅の拡大、微調整化を実現。

新設計トップデッキフレックスアジャストブリッジ
リアサイドのシャーシフレックスセッティングは、車の動きを決定するのに重要なポイントである。IF14-IIでは新たにトップデッキフレックスアジャストブリッジを開発。アジャストブリッジを入れ替え、取り外すことでリアサイドのシャーシフレックスを3段階にセッティング可能とした。シャーシフレックスとピッチング剛性を高次元でバランスさせることに成功。 

新設計グラファイトリアシャーシステフナー
リアサイドのシャーシフレックスのセッティング幅を広げる、もう一つのアイテムがグラファイトリアシャーシステフナーである。リアサイドのメインシャーシのフレックス特性を調整することで、トラクションとステアリングのバランスをセッティング可能としている。 

新設計樹脂製フロントスプールアクスル
スプールアクスルを樹脂製とした、新設計フロントスプールアクスル。プーリーは別体ながら軽量化を実現。スロットルレスポンスの向上に貢献。オプションのアルミスプールアウトドライブを使用することで、さらなる軽量化が可能。

新設計センターアクスル & スパーギヤホルダー 
新設計樹脂製センタープーリーは21Tと大型化。駆動効率を高めベルトスキップも発生しにくくした。モーターマウントに片持ちで支持されるアクスルシャフトは、ボールベアリングを3個使用しセンタプーリー及びスパーギヤの取付け剛性を高めている。

新設計アルミ一体型モーターマウント
新設計のモーターマウントは、片持ちとなったセンターアクスルシャフトをしっかり固定できるように、剛性に配慮している。7075T6材から高精度に削り出されたモーターマウントには、リアベルトガイドローラーが2箇所設けられ、ベルトテンションを最適に保ち、ベルトスキップを最小限に抑えている。

新設計アルミ一体型サーボマウント
7075T6材から高精度に削り出されたサーボマウントは、シンプルな形状ながらステアリングサーボをしっかりホールド。サーボの前側でシャーシに固定することで、ステアリングレスポンスに優れたシャーシフレックス特性としている。

新設計バッテリーホルダー
シャーシフレックスに悪影響を及ぼさないように、バッテリーの交換が容易に出来るように新たに設計されたバッテリーホルダーは、厚さの異なる様々なバッテリーに対応可能。さらに左右のバッテリー取り付け位置を調整可能とし、重量バランスの調整が可能となっている。

プロギヤデフ標準装備
デフシャフトをボールベアリング支持とすることで、スムーズで安定した作動を長期間に渡って維持することを可能にしたプロギヤデフを標準装備。 アウトドライブカップを別体構造とすることで、デフ本体をバラすことなくアウトドライブカップを交換することが出来、オプションのアルミデフドライブカップデフに交換したセッティング変更も容易に可能としている。

アルミターンバックル
使用しているターンバックルは、すべてレッドアルマイト処理を施したジュラルミン削り出し。高強度でありながら軽量。絶妙な剛性でタイヤのグリップを最大限引き出します。 

ハイクオリティボールベアリング
すべての軸受には高精度なボールベアリングを使用。電動カーに適したオイル潤滑仕様とすることで、回転抵抗のさらなる低減を図っている。 

高精度フロントD.J.CVDおよびライトウェイトリアCVDドライブシャフト
フロントには振動を大幅に低減させるダブルジョイントCVDドライブシャフト。リアは軽量なアルミドライブシャフトを使用したライトウェイトアルミCVDドライブシャフトを標準装備。

高精度、高強度鋼鉄製4.9mmボールエンド
ボール表面を非常に滑らかに仕上げた、高強度・高精度なハードスチール製4.9mmボールエンドを採用。オプションのチタン製ボールエンドと交換することで、1台あたり約8gの軽量化が可能。